考え方(背景)
PMIを進めてはじめてわかる盲点-働く方々のモチベーション
働く方々のモチベーションを高く保つことが、経営統合成否のカギと考えています。
統合計画を作成し、いざ実行したものの、働く方々のモチベーションに起因した障害により、思うように進まないケースがさまざまな局面で生じます。
統合計画を作成する段階でマネージメントは働く方々に混乱や不安が拡がることを予想しますが、働く方々がどのような要因で混乱を招き不安を抱くのか、その結果がどのような事態を招くのか、そしてその事態を避けるための対策等、M&Aの経験が乏しいまたは未経験な場合、具体的に想像することはかなり困難です。
そして統合作業を進めると様々な場面で、働く方々の不安が「働く方々のモチベーション」の低下を招き、その厄介さと対応の必要性について痛感させられます。
「働く方々のモチベーション」に適切に対処できる専門家はマネージメントにとり、統合作業をスムースに進めるための心強い存在です。
日頃よりマネージメントに信頼を置かれ、第三者として最も間近にその組織とビジネスを理解している士業の方々こそ、この専門家として最も機能し、ふさわしいと考えています。
M&A関連サービスは今後も拡大していく市場
社会活動の最前線でご活躍されている士業の方々は既知と存じますが、近年、後継者不足による事業継承対策としてM&Aは増加傾向にあります。 それに伴いM&Aに関するサービスは重要性を増し、利用者の拡大していくと期待されます。
「働く方々のモチベーション」に視点を置いたサービスは既存顧客へ新たな付加価値を加え、M&Aをきっかけとした新規顧客へのアプローチツールとしても活用できます。 またこの知識はM&Aだけではなく、事業縮小、大きな組織改革等、組織内の変革時にも応用することが可能です。
士業様向けトレーニングプログラついて
オリエンテーションコース
「働く方々のモチベーション」の視点を、どのようにM&Aで活用するのか知識習得を目的としたコースです。
- M&Aの流れを理解する
- M&Aに必要なイベント(手続き・検討事項)を時系列に理解する(M&A発表前⇒M&Aの発表⇒統合作業開始⇒統合後)
- 「混乱の元凶がどのように生まれるのか」イベント間(⇒)の状況が生み出す混乱要因について学ぶ。
- 何が起こるのか理解する
- 「混乱の元凶」が組織や従業員に及ぼす影響を考える
- 「混乱」を更に増長するもの
- 「不安」の存在
- 「モチベーションの低下」の原因
- 「モチベーションの低下」について考える(重要性の認識)
- 社外に対する影響と予想される結果
- 社内に対する影響と予想される結果
- 「混乱」「不安」「モチベーション」への対処
- 組織に対するメンテナンス
プレゼンテーションコース
マネジメントの統合計画に参加することを目的としたプログラムです。
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マネージメントの統合計画への参画
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「従業員に対するオリエンテーション」の主催・開催
が実施できるようレベルを目指します。
特に 2)「従業員に対するオリエンテーション」は士業の皆様をはじめ、社外の第三者が実施することが従業員への納得度、信頼度も高くなり、効果的と考えております。 この点は士業の皆様にとっては顧客及び見込み客に対するアプローチポイントとなります。
- M&Aにおける「従業員のモチベーション」について学ぶ
- 上記、オリエンテーションコースと同内容
- マネージメントへの提言
- 統合計画を作る
- M&Aの目的にそった基本方針の作成
- 統合作業下のコミュニケーション戦略
- 消滅会社、存続会社の社員意識
- 管理職教育
- 統合プロセスに設置が必要な部署・役割
- 統合後に必要な事項・活動
- 従業員向けオリエンテーション概略
- M&Aについて学ぶ
- M&A起こること
- 「混乱」が起こる理由
- 「不安」の原因とその増長
- 「不安」と「原因」がもたらすもの
- 「不安」と「混乱」との付き合い方
- 「マインドセットチェンジ」
- 「前向きになる」法則
- 望まれる態度
※実施については柔軟に対応いたしております。リモートでの対応も可能です。